J1神戸はFC東京戦(味スタ)で1―3の逆転負け。開幕9戦未勝利(4分5敗)でクラブワーストを更新した。2戦目のリュイス暫定監督(41)は「内容はいい試合だった」としたが、前半12分に先制も後半9分に追いつかれ、その3分後に逆転を許した。
次期監督にはミゲル・アンヘル・ロティーナ氏(64)が決定的。C大阪(2019―20)、昨季は清水で指揮を執り、日本での監督キャリアのスタートは17年のJ2東京Vだった。
神戸は今季7戦未勝利で解任された三浦淳寛前監督(47)、パワハラ認定を受けて監督ライセンス資格停止処分中の永井秀樹スポーツダイレクター(SD・51)などヴェルディ人脈が多い。
永井SDの就任には「20年来の付き合い」という神戸・三木谷浩史会長(57)の強力な推しがあった。楽天グループは東京Vと2002年からスポンサー契約を結び、神戸よりも前に支援していたが、J2降格も現実味を帯びてきた中で、またもヴェルディ人脈から新監督。空回りが続いている。 (夕刊フジ編集委員・久保武司)