/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/WIWJ3RZ3GRN7DMAEP2SO2OBJQI.jpg)
タンパク質人気が続いていますが、今年、話題になるタンパク質は少し変化しています。いま、一番の注目は「代替肉」です。
何度かこのコラムでも紹介していますが、代替肉が注目されるきっかけは「タンパク質危機」です。世界の人口増加で必要とされるタンパク質の需要に対して、現在の農業や畜産業のあり方のままでは、2025~30年には供給不足になると予測されています。また、地球温暖化に対して「温室効果ガス排出量の少ないタンパク源の確保」が求められており、この対策として大豆をはじめとする代替肉の商品が多数出てきています。
「プロテイン」といわれるタンパク質の栄養補助食品についても、変化が見られます。以前は牛乳などに含まれる、ホエイプロテインやカゼインプロテインと、大豆由来のソイプロテインが主要なものでしたが、最近では、エンドウ豆、オーツ麦、玄米などから作られたプロテインが注目されているのです。
こうした「タンパク質=プロテイン」は動物性由来のものから、大豆、豆、穀類などから作られる植物性由来のものに注目が集まっているわけです。