「死の司令官」とは何者か プーチン大統領が任命、ウクライナ作戦統括のドゥボルニコフ氏 「無差別攻撃の増加が予想される」と識者1/2ページ

勲章授与式でプーチン大統領と並ぶドゥボルニコフ氏(右、タス=共同)
勲章授与式でプーチン大統領と並ぶドゥボルニコフ氏(右、タス=共同)

ロシア軍はウクライナ侵攻で、さらに残虐行為を重ねるつもりなのか。ウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナでの軍事作戦を統括する総司令官に南部軍管区のアレクサンドル・ドゥボルニコフ将軍(60)を任命した。米欧メディアが報じた。シリア内戦で軍事作戦を指揮し、多くの民間人が犠牲となり、「シリアの虐殺者」「血と土の国家主義者」と呼ばれた人物だ。

ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は10日、CNNテレビで、ドゥボルニコフ氏の総司令官任命について、「ウクライナ国民に対する犯罪と残虐行為(が増える)」との見方を示した。まさに、「死の司令官」といえそうだ。

英紙ガーディアン(電子版)によると、ドゥボルニコフ氏は、旧ソ連の軍事ドクトリン(教義)で教練を受け、1982年に小隊長として着任。99~2009年まで続いた第二次チェチェン紛争にも参加した。

シリア内戦では、15~16年、劣勢だったアサド政権軍を支援をする軍事作戦を指揮した。反体制派の拠点だったアレッポなどが陥落したのは、ロシア軍による無差別攻撃が原因とされる。民間人に甚大な被害を与えることで、相手の戦意をくじき、降伏を迫る作戦だ。

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