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コロナ禍で重要な臓器がダメージを受けている。それは「脳」だ。長引く自粛生活、在宅勤務の影響で、脳は刺激を受ける機会を激減させている。「そういえば最近物忘れが激しい…」と感じる人も少なくないはずだ。そんな人に勧めたい「脳力」を高めるドリルを紹介しよう。
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よく知っている人なのに、なぜか名前が思い出せない―という現象は、一定の年齢以上の人の誰もが陥る悩みの一つ。「老化」と言ってしまえばそれまでだが、健康長寿を実現するには、脳の老化を防ぎたい。
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そこで脳神経外科医の石川久氏が、脳医学的な視点から考案したのが『1日1問解くだけで脳がぐんぐん冴えてくる ドクターズドリル』(アスコム刊)である。1万人以上の脳を診てきた石川氏が「脳の専門医師としての知見をすべて詰め込んで」作った中身はこんな風だ。
イラストを20秒間見た後で、その絵に関する質問に答える。ルールに従って空いているマスに正しい数字を入れていく。ある「漢字」が縦横に並ぶ中から、一つだけある「よく似た字」を探し出す。そしておなじみの「まちがい探し」。
―やり始めると意外にのめり込んでしまう設問が、ドリル形式でまとめられている。これを1日1問、毎日解いていくことで①短期記憶力②集中力③注意力④基礎思考力⑤意欲からなる「5つの脳活性スイッチ」が刺激されて、脳力が高まっていく仕組み。