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北朝鮮は15日、民族最大の行事とされる建国の父、金日成(キム・イルソン)主席の誕生記念日「太陽節」を迎えた。110回目の節目に当たる今年を北朝鮮当局は「革命的大慶事の年」とし、祝賀行事を盛大に行っている。15日未明に軍事パレードが行われた可能性を示す情報がある。7回目の核実験や、弾道ミサイル発射を行う可能性もあるとみて、日米韓は警戒している。
北朝鮮専門サイト「NKニュース」は15日未明、首都・平壌(ピョンヤン)の複数の消息筋が、同日午前0時過ぎにジェット機とヘリコプターの音を聞いたとし、パレードが行われた可能があると報じた。
北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場では、地下施設に通じる坑道の掘削を行っているとみられる動きが確認された。核実験を強行すれば、2017年9月以来となる。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は、事実上の長距離弾道ミサイルを過去に発射した「西海衛星発射場」の施設拡充を指示している。
これに対し、米国は原子力空母「エーブラハム・リンカーン」を日本海に展開中で、海上自衛隊と合同訓練を実施するなど、北朝鮮への軍事的圧力を強めている。(共同)