市橋院長は「患者さん自身の皮下脂肪組織から分離した幹細胞を院内の専用施設で培養し患者さんの膝関節内に注射します。幹細胞は、損傷を受けた軟骨を再生すると期待されてますが、それだけではなく周囲の細胞に働きかけて組織の活性化を促すので、炎症が抑えられ痛みが取り除かれます。また患者自身の細胞なので、安全性が極めて高い点もとても重要です」と話す。
変形性膝関節症の症状が進むと人工関節置換手術も考えられるが、幹細胞治療によって再生医療を活用し、置換手術を先延ばしにすることで患者のQOL(生活の質)を向上させることも可能だ。手術と違い入院が不要で日帰りが可能な点も高齢者にやさしい医療といえよう。
近年注目を集める再生医療だが、BTRアーツ銀座クリニックが変形性膝関節症で行う幹細胞治療もその効果が期待されている。痛みを我慢し続けて手術が必要になるまで症状が悪化する前に、同クリニックの再生医療を検討してみる価値がありそうだ。同クリニックでは電話・メールによる無料相談を実施しているので問い合わせてはいかがだろうか。同院のホームページでは治療経過が分かる動画も公開中だ。
■市橋正光(いちはし・まさみつ) 再生医療学会会員。1964年神戸医科大学卒業。70年神戸大学大学院医学研究科修了。72―74年ロンドン大学皮膚科学研究所留学。80年神戸大学医学部附属病院助教授。92年同教授。現在は名誉教授。2017年BTRアーツ銀座クリニック院長就任。無料電話相談は03・6228・5224、www.artsginzaclinic.comから。当院では感染症対策を厳重に実施しております。ご来院にはマスクの着用をお願いします。