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今回は京大の特色入試についてみていく。東大と同様に、厳しい受験勉強に耐え、一般選抜での1点勝負に勝ち抜くというイメージが強い京大入試だが、東大が学校推薦型選抜(推薦型)を実施したのと同時期の2016年に特色入試を導入した。
京大は、高大連携(高校と大学が連携し、教育を行う試み)に力を入れている。その取り組みの1つに大阪府教育委員会との連携がある。北野や天王寺など府教委が指定する難関大進学に力を入れるグローバルリーダーズハイスクール10校と連携協定を結んでいるのだ。近畿圏以外の学校への広報活動も積極的に行っている。
その京大が高大連携を視野に入れて導入したのが特色入試。学部により、推薦型、総合型選抜(総合型)、一般選抜後期日程の3方式で実施する。特色入試実施の背景について、予備校関係者は「東大と同じように、尖った学生が一般選抜組と混ざり合うことで学生の多様性を確保し、大学内が活性化する効果を狙っているのでしょう」と話す。