
国会議員に月額100万円が支給されて「第2の給与」と言われる「文書通信交通滞在費」の日割り支給や名称変更(=調査研究広報滞在費)に関する国会法などの改正案が、15日の参院本会議で与野党の賛成多数で可決、成立した。ただ、最大の焦点だった「使途の公開」は見送りとなった。これでいいのか。夕刊フジは緊急アンケートを実施した。
今回の法改正で、日割り支給は、24日投開票の参院石川選挙区補欠選挙で当選した議員から適用される。「使途公開」や「未使用分の国庫返納」の可否については、与野党が今国会中をめどに議論を続けるという。
夕刊フジが15日正午~16日午前0時に公式サイトzakzakで行ったアンケートの結果は別表の通り。回答者215人の88%が「公開すべきだ」を選んだ。
回答者からは、「経費なら使途公開が当たり前。その感覚がまひしているのが国会」「使途開示に加えて剰余金は国庫に返納すべきだ」「使用分を領収証を添えて請求し、100万円を限度として支払うのが筋。非課税扱いや名称誤魔化しなんて言語道断」「今の時期カットでも良い! 痛みを知れ」「使途公開を行うのであれば、100万以上になってもいい」「くだらない選挙対策提案に、騙されてる場合ではない」といった意見が寄せられた。