勝者のゴロフキンは試合後、村田選手に敬意を込めて入場ガウンを送りました。ガウンには本名の頭文字をとった「GGG(トリプルジー)」の刺繍(ししゅう)が入っています。世界中に「GGG」は偉大なボクサーであることを証明した瞬間でした。
さて「GGG」もすごいですが、〝GG〟もすごいことになっています。30年以上続いた「大沢悠里のゆうゆうワイド」でラジオ界に金字塔を打ち立てた大沢悠里さんと、毒蝮三太夫師匠が配信ポッドキャストで黄金タッグを組んだ番組「GG放談」が始まったのです。
「スポティファイ」というアプリから配信されるこちらのGGは、もちろん2人のジジイという意味と往年のテレビ番組「時事放談」を引っ掛けたシャレです。
まあ、この2人の好き勝手なトークの打ち合いの激しさといったら「どこがGG(ジジイ)だ!」とうなる、こちらも名勝負! 偉大なるGGの悠里さん&毒蝮師匠は、死ぬまで黄金時代なのです。
■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう) お笑い芸人。1967年6月22日生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入り。TBSラジオ「たまむすび」(金曜)、TOKYO MX「バラいろダンディ」(金曜)にレギュラー出演中。2013年から一般社団法人全日本スナック連盟会長。著書に「スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界」(講談社)、「スナックの歩き方」(イースト新書)など。