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ボクが和泉晴紀と組んで「泉昌之」名で描いたマンガに「食の軍師」がある。8巻まで出ているシリーズで、テレビドラマにもなった。このナンセンス食べ物マンガは、食事を戦とみなし、同じ食べ物をいかに敵よりおいしく攻略する(食べる)かを、競う話だ。
その「食の軍師」で、テーマにしたい弁当に、東京駅構内の売店で出会った。
古市庵の「詰合せ浪花寿司」897円だ。
まずは写真を見ていただきたい。
この美しい20ピースのタイルのごとき、ジグソーパズルのごときマス目デザイン!
これが全て切りそろえられ詰められた押し寿司なのである。
いや、よく見たら右下の隅は固く丸められた生姜酢漬けの薄切りだ。ということは、生姜を取り除けばひとマス空き、寿司を一個一個ずらして「15並べ」のパズルのように遊べまいか。いやさすがにそりゃ無理ですね。だけど、俺がすぐそういうマンガ的なことを考えたくなるような弁当だ。