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炭水化物(糖質+食物繊維)、タンパク質、脂質の3大栄養素のバランスが崩れた食事制限はリバウンドしやすく、どれかを極端に摂る、あるいは摂らないダイエットはおすすめしない。3大栄養素のそれぞれの「質」について考えることで、栄養バランスがとれた長続きするダイエットが可能だということを前回ご紹介した。
タンパク質なら、アミノ酸スコアが高いものを摂る、動物性だけでなく植物性のものも摂る。炭水化物ならGI値が低いものを摂ることを心がけると、同じ総エネルギー(カロリー)を抑えた食事でも、満足感と効果を得やすい。
しかしこれまでダイエットでは、脂質の内容についてはあまり問われてこなかったと、日本体育大学体育学部の岡田隆教授は話す。「脂質もバランスと質にこだわって摂ると、健康にもダイエットにも効果的です。よく、DHAやEPA、アマニ油やえごま油などのオメガ3系脂肪酸が健康によいといわれていますが、もちろん摂りすぎれば太ります」
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外食や中食で使用される食用油の多くが、飽和脂肪酸(常温で固形のもの。バターやラードなど)やオメガ6系脂肪酸(コーン油、大豆油など)だ。そのバランスをとるために、自宅では酸化しにくいオメガ9系脂肪酸(オリーブ油など)と、オメガ3系脂肪酸を多く使うとバランスがとれるとされている。