防衛省関係者は「首都の名前が付いた『モスクワ』は、ロシア海軍の象徴だ。撃沈は衝撃で、戦意喪失は避けられない。しかも同艦は、ウクライナ侵攻の失敗を挽回するために立てた『オデッサ上陸作戦』(=5月9日の独ソ戦・戦勝記念日までに、東部からクリミア半島一帯を制圧して勝利宣言を行う)の指揮通信指令艦だ。モスクワの撃沈で、オデッサ上陸作戦も失敗となった。プーチン氏の責任は重大だ。追い詰められたプーチン氏が、戦術核やサリンを使用する危険がある。ロシアのメディアは15日以降、『ウクライナを破壊しろ』『キーウに核兵器を使用しろ』と戦意高揚を煽り、準備が始まっている」
ジョー・バイデン米大統領、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、欧州各国の首脳も、戦術核とサリンの使用は「いつあってもおかしくない」と警戒している。
次に、ロシアが工作員に「日米両国内での極秘破壊工作を命じた」という情報についてだ。以下、日米情報当局関係者から入手した情報だ。
「ロシア連邦保安局(FSB)と並ぶ情報機関、連邦軍参謀本部情報総局(GRU)の動きがおかしい。彼らは2月24日のウクライナ侵攻開始直前、ウクライナ国防省や銀行にサイバー攻撃をかけていた。その後、消息不明になった。ところが、3月下旬、工作員が続々と、米国の国境近くのメキシコに集結し、一部は米国内に侵入した。バイデン潰しの工作を開始した」
「巨大輸送機『アントノフ124』が13日、在日米軍横田基地に着陸した。米軍がチャーターして『大型コージェネレーション機材』を秘密裏に運んできたとされる。天然ガスを燃やして巨大電力を発電、排熱もすべて利用する。万が一、東京がブラックアウト(全域停電)になっても大丈夫だ。ロシアや北朝鮮の工作員による電源破壊工作があり得る」