週明け18日のニューヨーク外国為替市場の円相場は円がドルに対して急落し、一時1ドル=127円00銭をつけた。127円台は2002年5月以来、約19年11カ月ぶり。米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが広がった。
今年に入って円安が進むなか、来週から本格化する上場企業の2022年3月期決算発表では大企業業の業績はコロナ禍前とほぼ同水準の利益を確保する見通しだ。
好調な米国経済と円安に支えられ、製造業の22年3月期の業績は堅調に推移したとみられる。
ただ、輸入費用の増加を受けて、原材料費や仕入れ価格などには上昇の圧力がかかる。ロシアへの経済制裁による影響やロシア事業撤退による損失の計上なども焦点となりそうだ。