
サッカー元日本代表MF中村憲剛氏(41)が18日、母校の中央大学(多摩キャンパス)で教壇に立った。
日本サッカー協会が社会貢献の戦略プロジェクトリーダーとして、中村をGrowth Strategist(グロウス ストラテジスト)に任命。その第一弾として、中央大学国際経営学部と連携して、ゼミで1年間講義を行う。
「衝撃的な時間でした」と中村が思うのは当然だ。サッカー人気が音を立てて崩れていることが、あからさまになったからだ。この日の講義は2002年生まれ50人の学生が集まった。サッカーW杯日韓大会が行われた年である。
ところが中村の投げかけにほとんどの学生が「サッカーには興味がない」とあっさり。女子学生からは「代表戦ですか? 課金しなきゃテレビでは見られない。テニス選手などはインスタグラムから情報を得られる」という声も。これには中村も「(サッカーに)関心がないという学生さんがこれほどまでいるとは…」と苦笑いだった。