「ロシア軍がどれだけ来ようとも、われわれは戦う」「ウクライナのものは諦めない」
ゼレンスキー氏は18日、自身のSNSで、決意を示すビデオ声明を投稿した。ロシアによる「ドンバスの戦い」に徹底抗戦する構えだ。
ドンバスでは、ロシア軍が東部制圧に向けた部隊再編を完了させ、航空機の飛行回数が1・5倍以上増え、空爆が増強されたという。
ロシア軍が包囲するウクライナ南東部の要衝マリウポリでも、戦火が拡大している。ウクライナ側は拠点にする製鉄所で、「多くの女性や子どもが避難している」として空爆を警戒した。今後、民間人犠牲者が増える恐れがある。
ゼレンスキー氏は15日、米CNNのインタビューに応じ、ロシアが戦術核兵器を使用する可能性に言及し、「彼らにとって人々の命など何でもない」と指摘した。戦争を終わらせるために、「東部の領土を譲り渡すつもりはない」「(この戦いに)もちろん勝利する」と語った。