ロシア軍「敵対市民」あぶり出し 包囲攻撃続くウクライナ南東部マリウポリ 「親ロの姿勢示せば避難が許されるが…ルートはないに等しい」1/2ページ

ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所付近の親ロ派部隊が制圧した地域の兵士=16日(AP)
ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所付近の親ロ派部隊が制圧した地域の兵士=16日(AP)

ウクライナ南東部マリウポリの守備隊を追い詰めたロシア軍は、敵対的市民のあぶり出しを始めた。通りのあちこちに遺体が横たわる要衝の街。戦争犯罪を糾弾されるロシア軍の包囲の中に取り残された民間人は12万人に上る。西部リビウに避難した男性(30)は現地市民の窮状を説明、地下室に息を潜めて食料を分け合い、命をつなぐ父母や姉妹の無事を祈った。

2月末から包囲攻撃が続くマリウポリでは、9割のインフラが破壊され、ライフラインや医療へのアクセスを絶たれた。犠牲者は2万人超と指摘される。街でインターネットを使える場所は限られ、父親(53)から男性に電話が来るのは3日に1度程度だ。

男性は一緒に避難するよう促したが、地元で魚の養殖業に携わる父親は拒んだ。井戸の水を飲み、ソバの実や魚を調理してしのいでいるという。

現地には母親や姉妹、祖母も残る。男性を安心させようと、地下で暖を取る様子や皆がほほ笑んで集まる写真が送られてきた。地下室のある自宅の外壁は崩れかけ、攻撃を避けるためロシア語で「子供(がいる)」と書かれていた。

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