集計中の22年3月期連結業績実績見込みは、売上高193億1700万円(前期比6・7%増)、営業利益7億3800万円(同46・3%減)と上場費用の計上などから大幅減益のため、株価が抑え込まれてきた。
しかし、4月13日には援軍が現れた。IPO時に引き受け幹事団に入っていた外資系証券が、投資判断「アウトパフォーム」、目標株価1200円でカバレッジ(継続調査対象)を開始と伝えられた。
市場拡大のフロントランナーとしての企業成長が続くことを想定し、物販eコマース市場の拡大や非物販eコマースでの利用拡大、非クレジットカード決済における利用率上昇が、高い成長につながると分析している。
5月13日に本決算の発表を控えて、今期業績を期待した前倒し人気が出てきそうだ。
■ザ・覆面(ざ・ふくめん) 金融業界では知る人ぞ知るベテラン。株式の分析と着眼点の鋭さに定評がある。名を出せばハレーションが大きいため、覆面で参戦。