妖気!怪奇!山田風太郎 怪異の世界

「警視庁草紙」 原田知世が芸者・小蝶を好演 根底に時代の変革で隅に追いやられた人々への原作者の視線1/2ページ

いい味をだしていた原田知世
いい味をだしていた原田知世

1949年、「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受賞した山田風太郎は探偵小説、忍法シリーズなどで人気を博した後、73年より、明治を舞台にした「明治もの」小説を発表。その第1弾がNHKで2001年にドラマ化された「山田風太郎からくり事件帖」の原作となった「警視庁草紙」だった。

この作品がユニークなのは、タイトルが警視庁なのに、活躍するのは警察官ではないこと。警察は敵方だ。ドラマでは明治維新後、西洋化の波の中で不平を募らせる元士族の反乱が起きて、世の中は不安定に。

そんなときに立ち上がったのが、「隅のご隠居」こと元南町奉行(小林桂樹、後に佐野浅夫に交代)。元部下で芸者の小蝶(原田知世)に養われながら、ぷらぷらしている元同心の兵四郎(田辺誠一)や元岡っ引きのかん八(深沢敦)、スリ名人の吉五郎(坊屋三郎)らと組んで事件を解決。無実の人も含めて、強引な取調べをする川路大警視(近藤正臣)に一泡吹かせる。

第7話「夢のゆくえ」には小学生の三浦春馬が子役で出演。ご隠居たちを見張る巡査を追い払ったから、お礼の金を出せと言い出すこすっからい小僧、信太役だった。両親を亡くし、姉とふたり暮らしの信太は、横浜に商売の勉強に出される話があったが、気が進まない。

そのうち、姉の恋人がわけありの手紙を持っているらしく、それを奪おうとした男たちに、姉が襲われてしまう。瀕死(ひんし)の姉のため、ご隠居に助けを求めた信太は少しおとなになるのである。

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