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「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」第2日(22日、茨城・PGM石岡GC=7071ヤード、パー71)は、2週連続Vを狙う比嘉一貴(26)、宮本勝昌(49)ら6人が通算12アンダーで首位に並ぶ大混戦。90位から出たレフティーの細野勇策(19)が9バーディー、ノーボギーの62で回り、通算10アンダーで、首位と2打差の9位に急浮上した。
細野は今季のツアー出場権を懸けた昨年の最終予選会にも進出できなかった選手を対象とした、今大会の主催者推薦選考会「ISPS HANDA・ヨーロッパへの道トーナメント」(8日最終日)で優勝し、出場権を獲得。前週の関西オープンは1打及ばず予選落ち。プロ2戦目で「きのうも全然パターが入らないんで『またこんな感じか』と思って。それが1、2番のバーディーで、その勢いでずっときた」と自己ベストスコアを出した。
レフティーは米ツアーではフィル・ミケルソン、日本では羽川豊などがいるが、道具の問題や、練習環境などの障害があるため、人数は少ない。細野も困ったことは「すごくありました」と明かす。
小学生のころは、左のジュニア用クラブがなく、父・誠一さん(55)がレディースの左を購入し、シャフトを切って使用。「練習場がほぼ右端なので、そういう不便さは、多少なりともありますけど、こうやって左利きが出るとすごい目立つので、結果的には良かった」と笑顔を浮かべた。