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「朗希」もいつか普通名詞に? 選手名が由来の省エネ完封「マダックス」が浸透1/2ページ

2戦連続の完全試合目前で降板した佐々木朗 =17日、ZOZOマリン
2戦連続の完全試合目前で降板した佐々木朗 =17日、ZOZOマリン

プロ野球ではロッテ・佐々木朗希投手の完全試合が大いに話題になりましたが、今年は100球未満の完封「マダックス」も達成者が出ています。今月16日にはDeNA・上茶谷大河投手、19日の日本ハム・加藤貴之投手が達成。この短い期間に達成者が2人出たことで「マダックス」を耳にしたり目にしたりする機会も多くなってきました。

マダックスは1980年代から00年代にメジャーリーグで活躍し通算355勝した大投手。投球制限のあるメジャーで球威よりもコントロールを重視し、100球未満の完封を13度達成しました。2012年にベースボールライターのジェイソン・ルークハート氏が100球未満の完封を「マダックス」と呼ぶよう提唱、以降定着してきています。省エネの完封はそれだけ特別で、難しいようです。

このようにもともとは固有名詞だったものが、技や出来事に普通名詞として使われるようになることがたまにあります。古くからある、水死体のことを「土左衛門」と称するのは、江戸の力士、成瀬川土左衛門の身体が非常に大きかったため、膨れ上がった遺体を土左衛門のようだと比喩として使っていたものが定着したものです。土左衛門には気の毒な話ですが、彼自身が溺死したわけではないのです。

また、釣り好きのことを「太公望」といいますが、太公望呂尚は周王朝の基を築いた人物。ただ、世に出るまでは読書と釣りばかりでお金も稼がず、奥さんに愛想を尽かされて離縁されてしまったのです。以来「太公望」は、家族よりも釣を優先するほどの釣り好きの代名詞。ちなみに、後年復縁を求められた際に「覆水盆に返らず」といって断ったのもこの太公望です。美談っぽいですが、奥さん側からしてみたら本当に迷惑な話ですね。

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