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まるで同じ岩手県出身、ロッテ・佐々木朗希投手の活躍に刺激を受けたかのような快投。今季初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平投手(27)の最高傑作だ。しかも、厳しい条件下の試合だっただけになおさらすごかった。
相手は最大の強敵アストロズ。ここ5年連続でプレーオフ出場。さらに毎年ア・リーグ優勝決定シリーズに進出し、3度のリーグ優勝。また、サイン盗み事件という球史に残る大きな汚点を残したとはいえ、2017年は初の世界一に輝いた。
そのうえ、昨年大リーグ最高のチーム打率、得点力を誇った強力打線。また四球が多く、なおかつ三振も少ない巧打者揃い。だから、大谷にとって同地区で唯一未勝利。特に、敵地では通算0勝2敗、防御率6・50と鬼門のマウンドだった。
それ以外にも前回先発したレンジャーズ戦で初の満塁弾を浴びるなど4回途中6失点。それも9番打者にカウント0―2から「最も打たれない球種」とされる宝刀スプリットを被弾。特に、今季左打者に対し打率・438というありさまだった。