歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡

ひとつのターニングポイントになった「難破船」 中森明菜、涙を流しながらの歌唱が話題に1/3ページ

1987年9月30日にリリースされた19枚目のシングル「難破船」は中森明菜にとって、「ひとつのターニングポイントだった」ともいわれている。当時を知る古参の音楽関係者は話す。

「破竹の勢いでヒットチャートを席巻する明菜が一番、気にしていたのは、実は松田聖子だったはずです。確かに〝聖子派〟だ、〝明菜派〟だと、2人の関係をあおってきたのはマスコミでした。とはいえ、その2人が80年代の芸能界を担っていたことは紛れもない事実ですからね。当然、2人を扱えば女性誌などは売れたのです。もっとも、冷静に見ると明菜より聖子のほうが意識していたようですけど。ま、聖子は2年先輩ですから、どうしても後輩の追い上げが気になってしまったともいえますね…」

明菜は85、86年と2年連続で「日本レコード大賞」を獲得するという快挙を成し遂げた。それは歌手として華々しい実績になった。

この当時、聖子の育ての親としても知られた元ソニー・ミュージックエンタテインメント取締役で、同社を退職後は音楽プロデューサーとして活動してきた酒井政利さん(2021年7月没)も生前、聖子について「内心では明菜のことが気になって仕方がなかったことは確かです」と振り返っていた。

その上で「聖子は、ことあるごとに『明菜ちゃんは何をしているのか』と(周囲のスタッフに)しきりに聞いてきましたからね。もっとも、それを気にしていたというのかどうか…。どちらかといえば、うらやましく思っていたのかもしれません。聖子は、明菜とともにひとつの時代をつくった歌手でしたが、『日本レコード大賞』といった音楽賞とは縁がなかったですから。やはり歌手にとって『日本レコード大賞』は勲章のようなものでしたから、聖子も記録や記憶だけではなく、形になるものが欲しかったのだと思いますよ」と語っていた。

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