歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡

ひとつのターニングポイントになった「難破船」 中森明菜、涙を流しながらの歌唱が話題に2/3ページ

もっとも、それが聖子にとっての大きなバネになっていたのかもしれないが…。

「明菜同様に聖子もセルフプロデュース能力にたけたアーティストでしたからね。しかも明菜が完璧主義者なら、聖子は表面上での人当たりはよかった。さらに明菜が私生活で〝孤独〟をイメージさせると、聖子は〝幸せ〟を強調する。で、結婚を選んだ。そして事あるごとに夫の話をし、自分の〝幸せ〟をアピールしていたのです。でも本当に幸せな人っていうのは、自分から幸せだなんて強調しませんよね。ですから、おそらく私生活では明菜と同じように孤独を感じていたのかもしれません」

酒井さんは明菜の「難破船」を聴きながら、フッとそう思ったという。

一方、ワーナー・パイオニア(現ワーナーミュージック・ジャパン)で明菜の宣伝を担当していた田口幸太郎(前日本レコード協会専務理事)は、「難破船」を歌う明菜で最も印象に残ったのは、テレビの音楽番組で「涙を流したこと」だったという。

「『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)と『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演したときのことです。記憶では2回見ています。とにかく、モニターを見ていたら涙を流しながら歌っていましたね」

中でも「夜のヒットスタジオ」で明菜は「難破船」を5回歌っているが、1988年の新年。1月6日放送で歌ったそれは「明らかにそれまでの雰囲気とは違っていた」と田口は振り返る。

健活手帖

zakスペシャル

主要ニュース

ランキング

  1. 【2022年夏・参院選】あるぞ、大どんでん返し!東京・大阪〝14激戦区〟 優勢の自公与党、野党も必死の巻き返し ピンチの現職が相次ぎ鬼気迫る訴え

  2. 中国のふざけた妄言、尖閣周辺に侵入「日本の右翼漁船に対する法執行だ」 中露艦艇に弱腰の政府「参院選真っただ中の岸田政権を威嚇」識者

  3. ポスト和久田麻由子アナに浮上 「元東大ミスコン」堀菜保子アナ(27)の“大きな武器”

  4. 朝ドラヒロイン候補に森七菜と上白石萌歌が急上昇 小芝風花や今田美桜の名前も 「ブギの女王」歌手・笠置シヅ子がモデル、来秋スタート『東京ブギウギ』

  5. 南北間の悲惨な事件「死の漂着」が文在寅氏を追い詰める 〝従北・左翼〟韓国前政権の「非人道性」が白日の下に フィクションでもファンタジーでもない事実

  6. 【日本の選択】麻生太郎氏と泉健太氏の発言を考える 絶対的に誤ってるとは言えない「弱肉強食」の認識 「どんな時でも対話」は単なる空理空論か

  7. 徴用工問題の「皮算用」 韓国、参院選後に妥協案取り付け画策 岸田政権を軽視?「『日本国内の世論を気にせず…』と侮っている」

  8. 【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】CM曲はミリオン記録の絶大効果 明菜が味わった屈辱…担当者の「所属歌手だったのか」に失望も

  9. 「明石家紅白」で期待される〝SMAP雪解け〟 7年ぶりに香取慎吾と共演、木村派・さんまの仲介で「復活」の声

  10. よくぞ言った!江口のりこがぶっちゃけたテレビのタブー「番宣出演は意味がない」

ピックアップ連載

連載一覧へ

最新特集記事

特集一覧へ