ウクライナの教訓

ロシア・ソ連の歴史的な残虐行為 ウクライナ侵攻に「どっちもどっち」 日本の〝中立的スタンス〟と当事者意識の欠如1/2ページ

ウクライナの首都キーウ近郊ブチャにある集団墓地(UPI=共同、一部画像処理しています)
ウクライナの首都キーウ近郊ブチャにある集団墓地(UPI=共同、一部画像処理しています)

日本のテレビ番組では、侵攻から2カ月以上を経てなお、「降伏しないウクライナも悪い」といった妄言が飛び交う。「ロシアが100%の悪であるわけでも、ウクライナが100%の善であるわけでもない。どっちもどっちだ」と…。

こうした「報道」の問題については、週末発売の月刊「正論」6月号掲載の拙稿「テレビを見るとバカになる」に譲り、ここでは以下、日本国との関係に絞ろう。

このたびのロシアによるウクライナ侵攻を「米国の代理戦争」とみなす陰謀論者が少なくないが、あえて米国の関与を云々するなら、ジョー・バイデン米大統領がいう「民主主義vs専制主義」の構図となろう。自由主義と権威主義の戦いと言い換えてもよい。

「権威主義体制はすぐさま消えるために現れてくるわけではない」(エリカ・フランツ著『権威主義』白水社)。残念だが、この戦いは長期に及ぶ。ロシアの軍事侵攻は、自由民主主義への重大な挑戦である。決して人ごとではない。

日本は自由民主主義国であり、その陣営をリードすべきG7(先進7カ国)の一員でもある。れっきとした西側諸国の一員として、「自由で開かれた多元的かつ繁栄した社会の発展の中心である共通の民主的価値を共有」している(=G7『外国の脅威からの民主主義擁護に関するシャルルボワ・コミットメント』)。

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