タイトルが9割!
あいかわらず(1)が強い。思うに、このタイトルの「9割」とは、実はなんのことだかわからないまま、「たいへん大切」ぐらいの意味だろうと思っている。だから、何かの9割なら残りは1割しかないはずなのに続編の(5)が成り立つ。なるほどねえ、売れるわけだ。
とすると(4)の「1%」とはほんとはどのくらいなんだろう。著者は、エジソンの言葉「1%のひらめきと99%の努力」を〈1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる〉と解釈している。まあ、努力も失敗もムダにはならない。多分、ひらめきの「素」となる。
IQ140超の「天才」はひらめいた。タイトルが9割ではないか! そこで約10年前に出した『世界で通用する人がいつもやっていること』という本を(3)に改題したらベストセラーになった。やっぱり。著者には『努力したら負け』という前著もある。