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「第76回日本選手権競輪」(GⅠ)開催中の福島県・いわき平競輪場で5日、第12Rで「ガールズケイリンコレクション2022いわき平ステージ」が争われ、柳原真緒(福井)がV、うれしいガルコレ初制覇を果た賞金257万円(副賞含む)を手にした。2着には人気の児玉碧衣(福岡)、3着には小林莉子(東京)が入線した。
レースは最終HSで前受けの石井寛子(東京)を叩いた尾方真生(福岡)が先制、続いた鈴木美教(静岡)の後ろにいた児玉もすかさず巻き返し後続を引き離し先頭に躍り出たが、最後方からまくり上げた柳原が外を伸びて児玉を捕らえた。
柳原は高木真備(東京)の欠場で繰り上がりで出場権を得て、その幸運を勝利につなげた。「一番後ろだったが前の前に児玉さんがいたので動かずにいて、児玉さんが行ったところで思い切り仕掛けようと思った」とレースを振り返った。「今回、もっと自力で勝ち切りたかったけど、大きな舞台で一つ勝てたのでこれを自信につなげたい」と初のビッグ制覇を喜んだ。
114期在校1位で今年、すでに優勝5回(3日制)の逸材がついに花開いた。「この優勝は師匠(市田佳寿浩氏)をはじめ、親や自分にかかわってくれた人たちのおかげ。これからはもっと信頼を得られる選手になりたい」と抱負を語り「今回、車券を買ってくれた人、ありがとうございました」とファンへのお礼の言葉で締めくくった。