
テレビ朝日が7月期放送の連続ドラマとして、俳優、竹内涼真(29)の主演で韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本版の「六本木クラス」を放送することを発表した。日本でも人気を集めた「梨泰院クラス」のリメークだけに放送前から注目度も高いが、同局の局内からは意外な声も漏れ伝わってきている。
韓国の人気漫画をドラマ化した「梨泰院クラス」は、正義感の強い主人公のパク・セロイ(パク・ソジュン)が、高校時代に絶望の淵に立たされながらも、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間たちとともに立ち向かっていく復讐(ふくしゅう)劇。2020年3月からNetflixで配信されると日本でも人気を集めた。
「六本木クラス」は、その原作を日本の設定に置き換えて翻案された漫画「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」をもとに日韓共同プロジェクトとして、ドラマ版「梨泰院クラス」の脚本を担当したチョ・グァンジン氏や演出担当のキム・ソンユン監督らの協力を得て、東京・六本木を舞台に絶対的な権力者に立ち向かう主人公・宮部新の姿を描く。
日本でも人気の韓流ドラマのリメークとあって、早くも7月期の連続ドラマでも高視聴率が狙えそうな作品の大本命との呼び声も高いが、意外にも同局の局内からはこんな声も。
「『梨泰院クラス』の知名度や実績もあり、確かに期待もありますし、話題性は十分ですが、それだけにオリジナルのファンを敵に回すとかなり厳しい批判を受けそうですよね。ただでさえ、ウチは最近も人気海外ドラマのリメークで痛い目を見ていますし、『あの作品の二の舞いだけは勘弁してほしい』と不安視する声も出ています」(同局の局員)