この局員が指摘する〝あの作品〟とは、同局が開局60周年記念として放送した「24 JAPAN」だ。
同ドラマは米国の人気ドラマ「24―TWENTY FOUR―」をリメークし、唐沢寿明(58)の主演で20年10月から約半年間放送されたが、下馬評とは裏腹に視聴率でかなり苦しんだ。
「開局60周年記念ということでウチの上層部も放送前からかなり力を入れていたし、実際に制作費にも宣伝にもそれなりのお金をかけていました。設定やストーリーを日本に置き換えて当時のテクノロジーや世界情勢を織り交ぜるなどチャレンジもしましたが、その一方で偉大なオリジナルに気を使わざるを得ない部分もあり、お世辞にも成功とは言い難い結果となりました。ウチは近年、『相棒』や『ドクターX~外科医・大門未知子~』、『科捜研の女』といったドラマの人気シリーズを世に放っていますが、リメーク作品に関しては正直、微妙ですからね」(同局員)
同局は人気海外ドラマのリメークにまつわる〝トラウマ〟を克服できるのか。