■感謝のために話す
誰にでも必ず「人生の恩人」となる人が存在する。彼らが自分に何をしてくれたか? それを思い出し、言葉にして感謝の気持ちを表す。これにより、人生のやり残し感は、だいぶ中和される。遠くからでも感謝の気持ちを送り続けるのだ。たいていが「いい話」なので、ポジティブなエネルギーも吸収できる。
■「自分の存在」を確かめるために話す
今がうまくいっていないと、どうしても自己肯定感が下がってしまう。しかし過去を思い出し、言葉にすることで、本当の自分を取り戻せる。職場以外の仲間と思い出を語らうことで、目線を上げて新たな行動に踏み出せるはずだ。
■友情を噛み締めるために話す
「本当に楽しい日々だったよな!」。そう言い合える友人は人生の宝物だ。筆者自身、友人からそう言われて、とてもうれしい気持ちになったことがある。
思い出話は、友情を確かめ合い絆を太くする。利害関係を超えて、過去から今、そして未来に続くサステナブルな財産の共有を楽しもう。
■筆者主宰のフェイスブック無料グループ「50歳からの俺活コミュニティ」では50代男性の生き方をZoom会合などで語り合っています。参加者を募集中。㊧のQRコードからアクセスしてください。
■潮凪洋介(しおなぎ・ようすけ) エッセイスト・作家。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」など著書73冊(計172万部)。ライフワーククリエイト協会を設立し、「〝サードプレイス〟で好きなライフワークをしよう」をテーマに講演。毎朝8時、「自分の壁の壊し方」無料メルマガ配信中(https://shionagi-academy.jp/)。