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北海道・知床半島沖の観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」沈没事故で、第1管区海上保安本部(小樽)などは10日、船舶と航空機で不明者12人の捜索を継続。深い海で長時間作業が可能な「飽和潜水」の資機材を載せた日本サルヴェージの作業船「海進」は、北九州市の門司港を午後にも出発し、現場海域を目指す。船内捜索の大幅な進展が期待される。
同社が派遣した高性能な無人潜水機を積んだ作業船「新日丸」は、9日午後は荒天で網走港に避難していたが、10日午後から、海中の捜索や船体引き揚げに向けた調査を再開する見通し。
観光船沈没をめぐって、水難学会は9日、気象庁が公表している海上の風や海面の潮のデータに基づきシミュレーションした結果、行方不明者が約60キロ流されている可能性があると発表した。
行方不明者が海面に近い場所にいたと仮定した場合、5月7日までに事故現場から北東へ約60キロ流されている恐れがあるという。
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