日本ハムは10日のオリックス戦(札幌ドーム)に2―4で惜敗。7連敗中で、主砲の吉田正尚外野手らを新型コロナウイルス感染で欠き大ピンチの昨季覇者に、5月初勝利を献上した。
3番・清宮、4番・野村、5番・万波のクリーンアップを組むも、山岡の決め球だけでなくカウントを整えるためにも多投する得意のスライダーにほとんど手を出さず。野村の3号2ランによる2点だけに終わった。
新庄監督は試合後、取材に応じなかったが「1軍に残りたいという姿勢が全く見えない。バットを出さない限り一生結果は出ない」と珍しく怒りのコメント。個人名はあげていないが、2点を追う1回一死三塁で清宮が三邪飛、野村が見逃し三振。清宮は4回無死一塁で見逃し三振など4打数無安打。9番の今川は2打席連続空振り2三振で、6回の守備で交代となった。
これまで若手にチャンスを与え続け、積極的なミスはとがめることがなかったが、開幕から1カ月半で、何度言っても実行できない選手に、初カミナリとなった。