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元力士でハンガリー大使館職員・トート・アティラ 第二の人生で大金星 「日本が好きで、残りたくて」 最初に覚えた言葉は「なぜ?」1/3ページ

トート・アティラ(駐日ハンガリー大使館員、元幕下舛東欧)=6日午後、東京都港区(春名中撮影)
トート・アティラ(駐日ハンガリー大使館員、元幕下舛東欧)=6日午後、東京都港区(春名中撮影)

角界唯一のハンガリー出身の力士だった。しこ名は舛東欧旭(ますとうおうあきら)。昨年3月場所限りで引退し、10月にハンガリー大使館の職員に転身した。流暢な日本語も採用の決め手になった。

「日本が好きで残りたいと思い、手紙と履歴書を出したら、まさかの採用。大金星を獲った気分です。最初の仕事は、アーク・カラヤン広場で開催されたハンガリーフェスティバル。110キロのピアノを運んだりしました」

開催中のハンガリー高級陶磁器ブランド「ヘレンド」の展示イベント(26日まで。東京・麻布十番のリスト・ハンガリー文化センター)でも、力仕事があると助けを求められる。

「ヘレンドはディナーセットやティーカップ、ボンボン入れ、花瓶…など、ハンガリーの家庭に代々伝わっている陶磁器で、手作り、手描きを大切に守った多彩な絵柄の器は芸術性も高く、その美しさに日本の方も魅了されると思います」

貴族のハプスブルク家の統治下にあった1826年、ハンガリー北西部のへレンド村に開窯。ウィーンの宮廷サロンで技術に磨きをかけ、51年に英国ロンドンで開催された世界初の万国博覧会に出品された際、ヴィクトリア女王がディナーセットを注文した。

その後、オーストリア皇帝でハンガリー国王のフランツ・ヨーゼフの庇護の下、ウィーン窯の絵柄「ウィーンの薔薇」を継承、パリ万博でナポレオン三世のウージェニ妃が「インドの華」を購入するなど多くの王侯貴族に愛された。

「今回、代表絵柄のヴィクトリア・シリーズやインドの華、ウィーンの薔薇、アポニー・シリーズなどの中から厳選した作品を集めました。また、ポター(陶工)、ペインター(絵付師)などマスターの称号を持つ職人の製作風景も紹介します」

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