日本の解き方

安全保障議論進めない与党 内輪もめで攻め手欠く野党、経済対策でも甘すぎる追及 指摘するマスコミもなく情けない限り2/2ページ

安全保障で現実的な維新と国民民主党は、選挙協力の合意をしたが、その後、国民民主党の内部事情から白紙とするなどゴタゴタが生じた。京都選挙区で再合意となったが、その他はどうなるのか。

維新はウクライナ情勢で安全保障を訴える最大の好機であるが、思ったほど支持率が上昇していない。

こうした野党の情けなさに、自民・公明政権は大いに助けられている。

安全保障のほかにも、エネルギー政策では他の先進国が従来の政策を抜本的に見直しているが、海外のエネルギー事情の変化をもろに受ける日本はほとんど対策を出していない。

ここでも、野党にとって攻めどころ満載であるが、そのチャンスを生かしきれていない。

国内政策でも、エネルギー価格と原材料価格の高騰が進行する中で、需要を供給が上回るGDPギャップが30兆円程度ある場合の経済政策について、岸田政権は落第点だ。GDPギャップを埋める規模の経済対策がまず必要で、その中身として、ガソリン税と特定品目の消費税のそれぞれの減税がなければいけない。

その観点から、いくらでも岸田政権に突っ込めると思うが、野党は国民の期待に応えていない。岸田政権は、GDPギャップがあるにもかかわらずインフレと煽り、経済対策の額を大幅に渋っているのを指摘するマスコミがほとんどいないのは情けない限りだ。

GDPの増大要因となる円安も「インフレ要因」というのは問題のすり替えだ。ちなみに、経済協力開発機構(OECD)の経済モデルでは、10%の円安で、GDPは0・4~1・2%増加する。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

健活手帖

zakスペシャル

主要ニュース

ランキング

  1. 徴用工問題の「皮算用」 韓国、参院選後に妥協案取り付け画策 岸田政権を軽視?「『日本国内の世論を気にせず…』と侮っている」

  2. 【エロス&バイオレンスの極み 石井隆の世界】闘病生活の根津甚八を引っ張り出し…涙なくして語れない、一度限りのスクリーン復帰 「GONIN/サーガ」

  3. 【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】CM曲はミリオン記録の絶大効果 明菜が味わった屈辱…担当者の「所属歌手だったのか」に失望も

  4. 朝ドラヒロイン候補に森七菜と上白石萌歌が急上昇 小芝風花や今田美桜の名前も 「ブギの女王」歌手・笠置シヅ子がモデル、来秋スタート『東京ブギウギ』

  5. 【日本の選択】参院選、与野党とも緊張感が欠けているのでは 「野党の話は聞かない」山際再生相の発言、旧態依然の「憲法9条論」語る護憲派野党

  6. 68兆円没収、プーチン大統領ら資産を復興資金に ウクライナ首相が要請「甚大な被害の責任は彼らに負わせるべき」

  7. 高級車購入で注目の芸能人 SNSで報告もアンチコメントに悩む中尾明慶 再生回数狙いキャッシュで支払おうとするチョコプラ長田

  8. 【日本の解き方】日銀は金利上昇を容認するか 「売り仕掛け」には負けないが、非常識人事で内部崩壊懸念も

  9. 【SPORTS BAR】悲願初優勝へ「ゴミ拾いでもっと徳を積んでいかなきゃ」後半戦に向け〝休養〟菅沼菜々の思い 不安障害を抱え車でツアー転戦

  10. 「明石家紅白」で期待される〝SMAP雪解け〟 7年ぶりに香取慎吾と共演、木村派・さんまの仲介で「復活」の声

ピックアップ連載

連載一覧へ

最新特集記事

特集一覧へ