銀歯は古い!? デジタル技術で変わる歯科医療

ダイヤモンドに近い硬度の新素材登場 セラミックスの「ジルコニア」 用途も幅広く展開1/2ページ

ジルコニアが使われた2つの症例。他の天然歯とほとんど見分けがつかない
ジルコニアが使われた2つの症例。他の天然歯とほとんど見分けがつかない

「歯科領域のデジタル革命はセラミックスの新素材をもたらし、クラウン(冠=かぶせ物)やインレー(小さな詰め物)用に利用されています」

こう語る日本デジタル歯科学会の末瀬一彦理事長は、金属修復(銀歯など)の代替材料として、セラミックスの「ジルコニア」に注目する。

ジルコニアが使われた2つの症例。他の天然歯とほとんど見分けがつかない
ジルコニアが使われた2つの症例。他の天然歯とほとんど見分けがつかない

ジルコニアは整形外科領域では人工関節などにも用いられ、生体との親和性が高いことで知られている。しかし、「ジルコニアの溶融温度は2700℃以上であり、これまでの鋳造方法では小さくて複雑な形態の人工の歯には加工できませんでした」と末瀬氏。そこに近年、歯科領域にもデジタル革命が起こる。

「コンピューターなどのデジタル制御機器の急速な発展で歯科用CAD/CAMシステムが開発され、ジルコニアを切削・加工することが可能になりました。ジルコニアの硬さはダイヤモンドに匹敵するほど。加工には切削工具が極めて強く、硬いものでなければなりませんが、歯科では多くの場合、半焼結体として提供されます。このため容易に切削・加工でき、その後に高温で焼結させることで本来の安定化したジルコニアに戻す方法がとられています」

焼結とは、セラミックスの粉末を所定の形状に成形し、融点よりも低い温度まで加熱して焼き固める技術だ。歯科治療に用いるジルコニアの特徴は次の通りだという。

①割れにくく壊れにくい。かむ力に対しても強度がある

②生体に優しい安全な材料。アレルギーの心配がない

③色調が豊富で、天然歯の色調を再現することが可能

④半永久的に変色することがなく、歯茎に対してもなじみがいい

⑤プラークなどの汚れが付きにくい

zakスペシャル

ランキング

  1. 【ニュースの核心】「対中前線基地化」要求か バイデン大統領が日韓歴訪 親中派・林外相の「二股路線」に釘、媚び売ってる場合ではない岸田政権

  2. 4630万円誤送金の田口翔容疑者、阿武町役場をプライバシー侵害で提訴する可能性も

  3. 【日本の誇り 安倍晋三】防衛費大幅増で自国守る「意思」示せ! バイデン大統領来日 韓国、安保で認識一致も竹島調査船は残念 日銀「子会社」発言は比喩的な表現

  4. DAIGO“政界進出”あるか 芸能界一の好感度、最近話題の暴露系ユーチューバーも人柄の良さを称賛 本人は「120%ないです」

  5. 【今からできる年金+10万円生活】早朝案件は狙い目! 定年退職後の「ハローワークでアルバイト探し」 年金プラス〝手堅い〟収入

  6. 【オヤジのためのサッカー塾】長谷部誠 EL優勝クラブ・フランクフルトの主将が日本人なのは誇り

  7. ロシア軍に内部混乱か 「終末の日の飛行機」観閲中止の背景 「戦争宣言」踏みとどまるプーチン氏 「空軍内部の反発やボイコットの可能性も」世良氏

  8. いしだ壱成、3人の女性からアプローチで〝モテ期〟告白 赤裸々なサービストーク展開で注目

  9. 後継者出現!プーチン氏〝退陣Xデー〟間近か 重病、クーデター説も 複数の諜報機関が暗闘 「数カ月後に大統領選の可能性」識者

  10. 【日本の解き方】企業物価が大幅上昇しても川下まで価格転嫁は難しい 有効需要作る対策は減税だ!