日本の解き方

ロシアとプーチン氏の今後 世界にとっては「政権が代わり侵攻断念」が最善 天と地ほど違いがある「核使用」で最悪シナリオも1/3ページ

プーチン大統領(ロイター=共同)
プーチン大統領(ロイター=共同)

ロシアのプーチン大統領が9日に戦勝記念日の演説を行った。ウクライナに侵攻したロシアとプーチン氏の立場は今後の国際社会で中長期的にどう変わるのだろうか。

演説は、やや拍子抜けだった。英国政府は事前に「戦争宣言」も出るとみていたが、プーチン氏の口からは出なかった。もし戦争宣言が出たら誰への宣言なのかを明確にする必要があったが、さすがに北大西洋条約機構(NATO)諸国を名指しすることはできなかった。

NATOへの恨み節はあり、批判をするものの、軍事的には対立を避けた。

一方、今回のウクライナ侵攻で成果も挙げられなかった。前線の兵士に対するねぎらいはあったが、実際にも首都キーウ(キエフ)からの撤退など目ぼしい成果はないので、プーチン大統領の演説で言及もできなかった。

プーチン氏から出てきた言葉はウクライナの「ネオナチ」との戦いというもので、これまでも言ってきた話ばかりだ。それが本当であれば、前線のロシア兵士はウクライナ国民から歓迎されるはずだが、そうなっていないのは兵士たちが一番よく知っているだろう。

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