日本の解き方

ロシアとプーチン氏の今後 世界にとっては「政権が代わり侵攻断念」が最善 天と地ほど違いがある「核使用」で最悪シナリオも2/3ページ

プーチン氏は、「ロシアが行ったのは、侵略に備えた先制的な対応だ」といい、ウクライナ侵攻はやむを得なかったと正当化した。つまり先制攻撃は正しかったというわけだが、これはかなり疑問がある。国際法上、自衛権は相手が武力を行使したときには認められるが、それ以外であれば違法で、武力行使の着手がいつなのかは微妙な問題がある。

プーチン氏は演説の中で、ウクライナで「軍事インフラが配備され、何百人もの外国人顧問が動き始め、NATO加盟国から最新鋭の兵器が定期的に届けられる」といっているが、それが武力の着手になるのだろうか。ロシアは、自衛権行使をウクライナ侵攻の理由としたので、ウクライナの武力行使の着手について挙証責任がある。

さらに、演説で分かったのは、ロシアはNATOとの軍事的な対立は望んでいないということだ。一方、NATOのウクライナに対する軍事支援は継続するだろう。

ロシアは中期的にウクライナを制圧できず、逆にウクライナから反撃をくらうかもしれない。となると、①どこかの段階でロシアが諦める②ロシアが起死回生の戦術核を使う③ロシアはこれまでの戦闘状態を継続する―のいずれかが考えられる。

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