パンデミック下での経済活動の縮小は、日本の在留外国人たちの暮らしにも多大な影響を与えた。特に気の毒だったのが留学生だ。対面授業は中止され、アルバイトも見つからず、航空便の運休で帰国もできず…と八方ふさがりの状態となってしまったのだ。
しかしそんななか、前回紹介したインドネシアからの女子留学生は商魂たくましく、男性に貢がせた〝お手当〟を元に母国でビジネスを立ち上げ、現地の大卒初任給の2倍の収益を得られるまでに成長させるに至った。
記事掲載後、インターネット上ではこの女性の行為に対して「税金は払っているのだろうか」「売春は資格外活動だ」という批判的な声が散見された。確かにそうした指摘も的外れではないだろう。
もっとも、世の中には日本人男性の恋愛感情を刺激して大金をだまし取る、さらに不埒な〝外国人女性〟も存在する。
「本物の愛だと信じてたんですが…」
そううなだれるのは、四国に住む60代の独身男性だ。
農業を営むこの男性は、独身を貫いてきたが、昨年5月、とある有名お見合いサイトで出会った30代の女性と恋に落ちた。やがて2人は将来を約束する仲となり、投資口座を共同の名義で開設し、結婚資金として運用するようになった。