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頸髄(けいずい)損傷の大ケガを負った「熱い男」大谷晋二郎を支援する輪が広がっている。
大谷は「押忍PREMIUM~ZERO1・20周年&21周年記念大会」(4月10日、東京・両国国技館)の試合中、意識はあるものの動けなくなり、病院に救急搬送され、手術を受けた。
13日に大谷は「この度は僕の怪我で大変なご迷惑とご心配をお掛けして本当に申し訳ありません。また、皆様から温かい気持ちを頂いている事に感謝します。今僕は、一日でも早く皆様の前へ戻れるように、毎日治療やリハビリに励んでいます。僕は必ず皆様の前に帰ります」とコメントを発表。厳しい状況でも前を向いている。
「何度でも立ち上がれ! 大谷晋二郎 応援募金」もスタート。どれだけ、大谷が愛されていたのか、改めて思い知らされた。
1992年に新日本プロレス入りも、2001年に兄貴分の橋本真也が立ち上げたZERO―ONEに移籍。新日本プロレスを退団する橋本に、紆余曲折あって同行したのだが「そのまま残っていたら、と考えたこともある。でも、色んなことを経験できる人生を送れているのは、橋本さんのおかげ」と振り返っている。
現在はZERO1に団体名を変えたが、何度も消滅の危機に陥っている。橋本が亡くなった05年以降、大谷が象徴となった。それこそ人には言えない苦労を重ねているはず。それでも、大谷の口から泣き言を聞いたことがない。