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糖尿病性腎症に効くMR拮抗薬が登場 性ホルモンに対する副作用が減少 東京女子医科大学・馬場園哲也教授が解説1/2ページ

製造販売が承認されたケレンディア
製造販売が承認されたケレンディア

糖尿病になり高血糖状態が続くと、腎臓にある血液をろ過する糸球体という部分が傷つけられる。その結果、アルブミンなど、血液中のタンパク質の尿中排泄が増加し、その後、腎臓の機能が低下する。この状態を「糖尿病性腎症」と呼び、悪化して透析を導入することになる人は、全透析導入患者のうち約40%と最も高い割合を占めている。

糖尿病性腎症に対する薬物療法の第1選択肢は、降圧薬の「レニン・アンジオテンシン(RA)系阻害薬」(ACE阻害薬やARB)が用いられる。昨年8月にはSGLT2阻害薬という糖尿病の治療薬(商品名フォシーガ)が、すべての慢性腎臓病に対して適応拡大になった。そして、今年3月に糖尿病性腎症を対象として「フィネレノン(商品名ケレンディア)」という新薬の製造販売が承認された。

どんなタイプの薬に分類されるのか。東京女子医科大学・内科学講座(糖尿病・代謝内科学分野)の馬場園哲也教授が説明する。

馬場園哲也教授
馬場園哲也教授

「ケレンディアは『非ステロイド型選択的MR拮抗薬』という種類の薬に分類されます。既存のMR拮抗薬は、これまで高血圧症の適応で臨床使用されていましたが、慢性腎臓病の適応はありませんでした。それがケレンディアはMR拮抗薬として、初めて2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の治療薬(高血圧症は適用外)として承認されたのです」

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