先日、私事ですが初孫のお宮参りを行いました。産着を羽織った孫の姿に、息子夫婦と両家の祖父母は「健やかな成長と加護あれ!」とニコニコで、心から素晴らしいと実感できる日でした。
この大変な時勢に生を受けた孫のことを思うと、「今、自分が孫の世代のために何をすべきか?」などと本気で考えさせられます。
「まずは、おじいさんであるあなたがしっかりと生きなければならないよ!」と産着に包まれた孫が教えてくれます。
世の「先生」や「学者」と呼ばれる方々の知に富んだ教えもあるでしょうが、私の手に収まりスヤスヤしている汚れない孫からの教えのほうが、私にはすんなり入ってくるのです。
そんな今や私の大先生で、この日の主役である孫は、お参りからの写真撮影に臨みました。神社に併設されている写真スタジオでの撮影です。「早くもグラビアデビューだよ! ヌードも撮って袋とじにしてください」などと爺バカを炸裂(さくれつ)させて場を和ませることが精いっぱいの私です。
まずは孫単体での撮影から。カメラの前に身ぞろい姿でちょこんと座った孫に「堂々としたもんだ」と思った矢先、赤ちゃんを写真撮影するときに一番の「あるある」である、ぐずり出しが始まります。