歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡

「AL―MAUJ」誕生の真実 シングル化が遅れ…佐藤さんのアルバムに 「『難破船』に続いてまたカバー曲か」は正直心外2/3ページ

その「AL―MAUJ」は88年の第1弾として1月27日に発売された。明菜にとっては通算20枚目のシングルだ。

作曲は、高橋真梨子の代表曲「桃色吐息」(84年5月)を手掛けた佐藤隆で、編曲には武部聡志を起用した。

「武部さんはアレンジャーとしても非常に才能のある方でしたから、チャンスがあったら、どこかで組みたいと考えていました。ちょうどタイミングがあったのですが、正直、『AL―MAUJ』は武部さんにお願いしてよかった、間違いがなかったと思っています」と藤倉は振り返る。

だが「AL―MAUJ」は、作品としては佐藤が87年7月6日に発売した自身のアルバム「水の中の太陽」に収録した「デラシネ」の歌詞を変えたものでもあった。音楽関係者が説明する。

「佐藤さんは『SAND BEIGE―砂漠へ―』(85年6月19日発売)のカップリング曲だった『椿姫ジュリアーナ』を作曲(作詞は松本一起)していました。この作品の評判が良かったので、藤倉さんがシングル用に新しい楽曲をお願いしたのです。もちろん佐藤さんは二つ返事で引き受け、テレビの仕事で英国に渡欧した際、滞在中のホテルで書き上げた作品が『AL―MAUJ』でした。ところが待てど暮らせどシングル化されなかったので、佐藤さんは『デラシネ』のタイトルで自身のアルバムに入れたのです。そんなこともあって結果的に明菜のほうが遅くなってしまったというわけです」

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