同級生4番対決に完敗した。日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が24日、ヤクルトとの交流戦(神宮)で4月21日の楽天戦以来となる「4番・一塁」で先発。だが延長10回、無死満塁の大チャンスで空振り三振に倒れるなど、5打数1安打4三振と精彩を欠いた。
試合前練習中、キャッチボールする清宮のすぐ近くで報道陣の取材に応じた新庄剛志監督(50)は「4番、4番! 今日、左中間にほうり込むと言っておいたから」とわざと聞こえるように話してハッパ。直後には、冗談ぽく小声で「で、3三振しますよ…」と続けたが、6回に中前打でチャンスメークも、走者を置いた3打席はバットに当たらなかった。
清宮が早実高時代に慣れ親しんだ神宮の公式戦にプロ5年目で初登場。そして4番起用も予想が悪い方向に的中し、指揮官は試合後、「いいときもあれば悪いときもあるし…。1本打ったじゃないですか」と擁護し、バツが悪そうに頭をかいた。