先日、「町中華で飲(や)ろうぜ」(BS―TBS)の地方ロケが敢行されました。所は杜の都、仙台。私は撮影を次の日に控え、堂々の前乗りで仙台に入りました。夜にスタッフと合流し、「ロケの作戦会議」と称して牛タンを食べました。
仙台の夜といえば、東北最大級の歓楽街、国分町のスナックに繰り出さない手はありません。牛タンの次に、スタッフと国分町を散策しました。
スタッフは皆若く、これまでスナック経験はまったくゼロです。「玉さん、どこか知ってるお店はあるんですか?」の問いに「ない! 飛び込みでいく!」とキッパリ。スタッフの表情は不安げになります。
さあ、ここで発揮するのが全日本スナック連盟会長である私の〝スナックセンサー〟です。雑居ビルを眺め、店名からそこがスナックなのかクラブなのかを一瞬で選別し、「ここだ!」と思ったビルに入って、エレベーターで目星をつけたお店のあるフロアに降りました。
初めての街で初めてのスナックに飛び込みで入ることは勇気がいります。いきなり知らないお店のドアを開けて中に入っていくのは危険を伴う行為。もし悪質なお店だったら、入った時点でゲームオーバーになります。