ビニ本販売で「まんだらけ」摘発 「芸術としてのエロスと捉えていた」社長ら5人書類送検、1440万円売り上げ 昨年には風営法違反も1/1ページ

押収されたビニ本(警視庁中野署)
押収されたビニ本(警視庁中野署)

エロスは芸術だ―。1970~80年代に流行した「ビニール本(ビニ本)」を販売したとして警視庁保安課は、わいせつ図画頒布などの疑いで中古漫画や映像ソフトなどを取り扱う古書店チェーン「まんだらけ」の男性社長(50)=東京都渋谷区=ら5人を書類送検した。容疑を認めているという。ビニ本にはモザイク処理などが施されていない、露骨に性器が見える写真もあった。

書類送検容疑は、通信販売サイトでビニ本の画像を公開したほか、東京都と大阪府内の計3店舗と千葉県内の倉庫でビニ本計約400冊を販売目的で所持した疑いがある。保安課のサイバーパトロールで発覚した。

社長らは「芸術としてのエロスと捉えていた」などとした上で「長年、(写真誌を)扱っていくうちに、これくらいなら大丈夫だろうというふうになっていった」と話しているという。2010年から今年にかけて、ビニ本の販売で約1440万円を売り上げていた。

まんだらけをめぐっては昨年10月、営業が禁止されている区域でアダルト商品を販売する店舗を営業したとして風営法違反(禁止区域営業)の疑いで、役員の男と法人としての同社が書類送検された。

まんだらけは1980年代、東京・中野の中野ブロードウエイにマンガ専門の古本屋として誕生。その後、おもちゃやあらゆる分野のグッズ、コスプレなども販売するようになり、マニアの「聖地」のような存在ともなっている。

ビニ本は出版数が減ったことで希少価値が高まっており、高値で取り引きされているという。今回の事件では6冊が約7万4000円で売られていた。

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