海自護衛艦「いずも」中国を牽制 インド太平洋地域派遣で「自由主義国家」の〝存在感〟示す1/1ページ

海自の護衛艦「いずも」 (共同)
海自の護衛艦「いずも」 (共同)

日本が、インド太平洋地域で「自由主義国家」の存在感を示す。海上自衛隊は13日から、最大のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」などをインド太平洋地域に派遣する。米国やインド、オーストラリア、ソロモン諸島、フィジー、トンガ、パラオなど計12カ国・地域を訪問する予定だ。南太平洋の島嶼(とうしょ)国をめぐっては、中国が軍事拠点化を狙っており、これを牽制(けんせい)する構えだ。

海自の資料によると、派遣部隊には、「いずも」を筆頭に、護衛艦「たかなみ」や、同「きりさめ」、潜水艦、救難機「US―2」などが参加する。各国海軍との共同訓練などで戦術技量を向上させるとともに、相互理解や信頼関係の強化、地域の平和と安定に寄与するという。派遣期間は10月28日まで。

中国は4月、ソロモン諸島と安全保障協力に関する2国間協定を締結した。先月末には、南太平洋を中心にした10カ国との安全保障協定の締結を提案したが、反対意見が出て失敗した。

今回の派遣をどう見るか。

軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「南太平洋では、中国とオーストラリアが覇権争いを繰り広げている。日本とオーストラリアは歩調を合わせて、島嶼国を西側諸国につなぎ止める狙いがある。日本が、米国と英国、オーストラリアの安全保障枠組み『AUKUS(オーカス)』の〝一員〟であることも示した。空母に匹敵する『いずも』などの派遣は、中国にプレッシャーになり、大きなプレゼンス(存在感)を放つ」と語った。

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