大事な6月4連戦の初戦は、とにもかくにもMF鎌田大地(25)=フランクフルト=でした。何もかもが、素晴らしかった。先日の欧州リーグ(EL)でチャンピオンになり、その実力をしっかり代表でもみせつけてくれましたね。
どのプレーにも余裕がありました。それは周りがしっかり見えているから。後半の鎌田は少し流す場面もあって頼もしかったです。〝欧州王者なんだよ、俺は―〟というプレーばかりでした。
鎌田はW杯アジア2次予選までトップ下でしたが、この日は森保ジャパンのエンジンでもある3人のインサイドハーフ(遠藤、田中、守田)の一角で、ベンチから外れた守田に代わり90分フル出場。森保監督も合格点を与えたはずです。
なぜなら鎌田は「インサイドハーフはできない。トップ下やFW以外ならW杯の戦力にならない」と評価されていました。それを見事に払拭しましたね。