日本の元気 山根一眞

人生データのスーパー整理術(12) デジタルデータの100年保存は可能か メディアは進化も…再生機が「短命」でジレンマ2/3ページ

■寿命ラベルをつける

古いビデオテープを苦労の末にやっと再生し、HDにデジタル化保存を果たし「万歳!」と喜んだものの、その保存先の寿命が「5年」では意味がない。少なくとも100年後でも読み出せる方法はないものか?

KODAKが82年、コンパクトカメラ用に開発したディスクカメラ用フィルム。プリントを引き受けるところもなくなった(山根一眞撮影)
KODAKが82年、コンパクトカメラ用に開発したディスクカメラ用フィルム。プリントを引き受けるところもなくなった(山根一眞撮影)

ひとつの方法は、5年ごとに新しいHD、あるいは新規格の記録メディアに保存し直すことだ。5年後の保存し直しに備え、購入したHDやSSDには「臨終予定・2027年」という寿命ラベルを貼っておく手もある。私は購入時に、HDやSSDの名称の頭に年月日を付けている。「20220530 デジタルアルバム」という風に「誕生日」がわかるようにしている。これが寿命の目安になる。

HDやSSDは年々記憶容量が増大し価格も下がっている。そのため、500GBのHD8個分のデータを4TBのHDにまとめて再記録すれば、検索などの効率も上がる。

■生涯保存のためのBRD

しかし、「5年後の臨終期」に気付かない恐れは大きく、保存し直す作業も手間がかかる。頭を抱えながら「データを100年残す方法」はないものか探っていたところ、「生涯保存のためのBRD(ブルーレイディスク)」とうたう「M―DISC」というものがあることを知った。

100年保存をうたうM―DISCだが…(山根一眞撮影)

M―DISCは米国のNMillenniata社が開発したBRDやDVDで、レーザーで金属層を削るように記録するため劣化や変質がなく、100年以上記録が保存できるというのだ。

そのBRDへの書き込みにはM―DISC対応のドライブが必要だが、特殊なものではなく価格もリーズナブル。私は、パイオニア製のM―DISC対応のポータブルタイプを購入した(約9000円)。M―DISCは25GBまで書き込める5枚セット(1枚当たり740円)を試しに選んだ(100GB記録できるタイプもあるが1枚1600―1800円と高価)。

健活手帖

zakスペシャル

主要ニュース

ランキング

  1. 「影武者説」も浮上する異変…プーチン大統領の体調と心理 外交は孤立化へ焦り、ウクライナ戦況に影響も

  2. 「子どもが生まれた」の報告に対して言ってはいけないセリフ5

  3. 中国で新種ウイルス…35人が感染 「狼牙へニパウイルス」とは 宿主は「トガリネズミ」

  4. 【マンション業界の秘密】中国のマンション業界は驚くことだらけ! デフォルトになった不動産会社がいまだに存続 空室1億戸も

  5. 栗山ジャパン、WBCで真のドリームチーム結成か 〝隠れ侍〟日系メジャー選手抜擢も含めた構想を披露

  6. 【ドクター和のニッポン臨終図巻】バイオリニスト・佐藤陽子さん 満足いく最期に少し安堵 死因は肝臓がんとの発表

  7. フジテレビ・山崎夕貴アナの〝嫁力〟がすごいと話題 夫の実家にひとりで帰省…「私、ぜんぜん気を使わなくて」

  8. ヒカキン出演のイベントで不審者乱入…生配信で震撼「恐怖映像だった」 「いいとも」放送事故思い出す人も

  9. 習主席の3選危機と台湾有事 ペロシ氏訪台で過敏に反応、背景に米民主党と「反習派」の〝闇連携〟 国際投資アナリスト・大原浩氏が緊急寄稿

  10. 東国原英夫氏が宮崎県知事選出馬へ 「『宮崎が元気がない、盛り上げてくれ』との意見を頂戴している」

ピックアップ連載

連載一覧へ

最新特集記事

特集一覧へ