マンション業界の秘密

平成バブルを超えた都心物件 予算1億円で3LDK購入すら難しい山手線の内側 富裕層も消化できない不調和1/2ページ

都心の湾岸タワマン。その価格、高嶺の花どころじゃない
都心の湾岸タワマン。その価格、高嶺の花どころじゃない

私事ながら、もうすぐ60歳になる。今から35年前、25になる年に東京にやってきて、従業員300人ほどの広告代理店で、新築マンションの広告を作る仕事に就いた。1987年の夏からだった。

時あたかも、平成大バブルが膨らみ始めた頃。もう世間はイケイケどんどんであった。当時の25歳中途入社の新人でも、タクシーチケットは普通に使えた。だが、銀座界隈では、終電後にタクシーを捕まえるのは相当難しかった。

社会人の初期にそういう経験をすると、それが普通だと思ってしまう。そこが怖いところだ。

その頃のマンション価格は異常で、年収300万円だった私からすると、別世界。2億円や3億円の物件をポンと買えるのはどんな人かと、想像もできなかった記憶がある。

しかし、平成大バブルは90年初頭の株価下落を合図に徐々に崩壊した。90年代後半には名だたる金融機関が次々と倒産。昭和人間の私からすると、「こんなこともあるのだ」と思ったものだ。

もちろん、マンション価格もじりじりと下がっていった。私にも「手が届く」範囲にまで落ちてきた。

後から考えると、マンション価格の底値は2002年であった。山手線の内側でも、坪単価200万円台の新築物件が珍しくなかった。東京都中央区の「勝どき駅徒歩6分」の交通スペックで売り出されたタワマン(タワーマンション)は、なんと坪単価160万円台だった。今では考えられない水準だ。

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