国会は参院選を目前に控え、15日の会期末に向けた最終盤の攻防に入る。立憲民主党は、岸田文雄首相の物価高騰対策が不十分だとして、内閣不信任決議案を提出する方向で検討を本格化。他の野党にも同調を呼びかける。与党は否決し、重要法案を成立させて選挙戦に突入する構えだ。
「不信任に値する。提出の最終判断の段階に来ている」
立憲民主党の泉健太代表は5日、岸田政権は物価高に無策だと、千葉県で記者団に語った。
不信任案が提出されれば、採決まで他の法案審議などはストップするのが慣例。野党の国会戦術で最大の武器とされる。立憲民主党は週内提出も視野に近く判断する。