昭和のことば

昭和の後期でももはや死後だったが…「ツッパリ」の風潮の中で過去からよみがえってきたことば 「とっぽい」(昭和56年) 1/1ページ

このことば、若い人は勘違いするが、昭和の後期でも、もはや死語の雰囲気だった。わざとダサくする、今風を気取ることは「軟派」、(うわついて)根性のないこと、そんな「ツッパリ」の風潮の中で過去からよみがえってきたかのようなことば、これが「とっぽい」だった。

この年、横浜銀蝿の『ツッパリ・ハイスクール・ロックンロール(登校編)』の歌詞に「とっぽい兄ちゃん」との「タイマン」(1対1のケンカ)の様子が歌われた。とっぽいとは、古くは「玄人を気取る、抜け目ない、あくどい」などの意味を持っていたが、この当時は「生意気、意気がってる、不良っぽい」という意味で使われていた。

この年の主な事件は、「中国残留日本人孤児47人が初の正式来日」「臨時行政調査会(土光敏夫会長)発足」「神戸ポートピア開幕」「マザー・テレサ来日」「ポーランド自主労組『連帯』のワレサ議長来日」「東京・深川で通り魔殺人事件発生」「三和銀行茨木支店の女子行員、オンラインで1億3000万円詐取」「丸山ワクチンを治験薬に指定」「北炭夕張新炭鉱ガス突出事故、93人死亡」「福井謙一、ノーベル化学賞受賞」「沖縄本島で『ヤンバルクイナ』を発見」など。

黒柳徹子の『窓ぎわのトットちゃん』がベストセラー。洋画は『エレファント・マン』、テレビドラマは『北の国から』が人気となった。

とっぽい兄ちゃんにハクいスケ。任俠(にんきょう)映画や不良系漫画で好まれる表現だ。もはや、若い人には何を言ってるかサッパリなのだろうが、いま思うとなんとも「ポエジー」な表現に聞こえる。 (中丸謙一朗)

〈昭和56(1981)年の流行歌〉 「ルビーの指環」(寺尾聰)「チェリーブラッサム」(松田聖子)「奥飛騨慕情」(竜鉄也)尾聰)

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